暇があったらGoogleやYouTubeで情報収集に余念がないのですが。
タングステンさん最近すごいものを発見しました。
それはダブルボールベアリング。
簡単にまとめるとベイトリールのスプール軸をベアリング1個ずつ2個で受けるのを4個、つまり片側に大小2個のベアリングを重ねた物で受けることで、より回転性能を底上げするというもの。
ベイトフィネス本家の沢村プロの動画をYouTubeで見てその回転性能に驚きました。
飛距離アップ、ピッチングの低弾道化ができるらしいです。
「変態的発想、素敵です!」
そして更に調べてみると自作も可能とのこと、どうやらメルカリでも自作品が売ってるみたいですね、、、メルカリ恐るべし。
タングステンさん自身にもダブルボールは装備されておりますゆえ、その性能は熟知しているものの、ダブルボールベアリングとなるとそこは未知数。
「タングステンさんも試してみたい!」
最強のベイトリールを目指して自作してみました。
まず用意するのがボールベアリング。
今回小ベアリングをラジコン用のベアリングで代替することにしました。
お次に大ベアリング。こちらはラジコン用で代替出来なかったので通販で購入。
「こんなにたくさん必要ないのですがー(棒)」
一応高級品のNMB製のにしました(自慢)
それぞれベアリングのシールドを外します。
「あ〜、これがとめどなくもどかしい!」
小さくて見えない上に外しにくいため、ちっとも作業が捗りません、あー(棒)
(裁縫用のマチ針で外すとすこぶる捗ると後々判明・・・)
都合2時間かけてようやく完成、アルコール洗浄して脱脂。
今度はこの人たちを合体させます。
個体を調べてみると同じサイズなのに回転の良いやつと悪いやつがあって、タングステンさんは頭の回転が悪いので親近感を覚えつつも、非情な決意で回転の良いエリート同士を合体させてみます。
大ベアリングに小ベアリングを突っ込むだけ。
ギリギリと音を立てますが無理やりねじ込みます。
'
出来ました。
これを装着するだけなのですが、装着のためこちらのリングも購入(通販ね)
「こんなにたくさん必要ないのですがー(棒)」
ベアリングのサイズラインナップ上、元のベアリングの幅(4mm)に合わせた組み合わせが出来無いので、ダブルボールベアリングの幅(3mm)が限界となります。装備すると1mmの隙間ができてしまいます。
その隙間を埋めるためこうしたリングでかさ増しを行います。
こねこねして無事装備。
なんだかタングステンさんだけのマル秘特別すごい感が出ております。
ただ丸パクリしただけなのですが
少しオイルも垂らしましょう。
どうやら回転特性に合わせて小ベアリングにはシャバいオイル、大ベアリングには粘りのあるオイルを垂らすのが良いらしいのですが・・・
「両方ともシャバいオイルにしました、面倒なので」
本当は実際にキャストできれば良いのですが、釣り場に行けないし寒いのでスプールの回転時間で比較してみましょう。
クラッチ切って指でスプールを弾き、回転時間を計測し比較すると・・・・。
オリジナル(マイクロベアリング化はしてる)→6.15秒
ダブルボールベアリング→3.43秒
あれ!?全然ダメダメなのですが。どこか具合でも悪くなりましたか?
ハンドル側のベアリングサイズがあっていなくて元のサイズよりダブルボールベアリングの方が小さくてスカスカになっており回転していなかったと判明。
とほほ。
ハンドル側のを元に戻し、パーミングカップ部のみダブルボールベアリング化で再度テスト。
結果→10.17秒
結構サクサクと回転しますね♪
本物は30秒くらい回転していたのでそれに比べるとゴミですがそれなりに体感で効果を感じることができそうです。
ベアリングチューン、結構効果が判りにくいのであまり深追いしていなかったのですが、やって良かったです。そりゃメルカリにも出品する訳ですわな(笑)
動画等を見ていると結構キャストがピーキーになるような噂もありますが釣りで使う楽しみが一つ増えました。
「タングステンさん遂に異次元の飛距離を手に入れたかもしれません。爆投タングステンさん爆誕、キャストが楽しみです。いやその前にそもそも魚を釣らなくては、いやいやベイトロッドの試投を先にしなくては、いやいやいやフェザージグも作り置きがないし・・・はて、いつ釣りに行けるんでしたっけ!?・・・今日もタングステンさんの迷走無限ループはベアリングの如く回転し続けるのでした・・・」